[メイン]
GM :
生きるとは、どういうことか。
命が失われていないことか?
日常を健やかに過ごせていることか?
何かの為に意欲を持ち続けられる事か?
だが、どのように生きようと、いつか死は訪れる。
生とはなんだ?
死とはなんだ?
さぁ、改めて、考えてくれ。
生と死の境目は――どこにある?
ダブルクロス 3rd Edition 「Like a Dead」
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
[メイン] GM : 『OP 「緊急招集」 UGN登場
[メイン] 黒川明人 : 31+1d10 登場/リザレクト (31+1D10) > 31+2[2] > 33
[メイン] system : [ 黒川明人 ] 侵蝕率 : 31 → 33
[メイン] 半天狗 : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+4[4] > 46
[メイン] system : [ 半天狗 ] 侵蝕率 : 42 → 46
[メイン] デッドプール : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+8[8] > 53
[メイン] system : [ デッドプール ] 侵蝕率 : 45 → 53
[メイン]
GM :
場所はUGN練馬支部のブリーフィングルーム。緊急招集された君達はまだロクに説明もされていない
よほど急ぎの仕事のようで、支部員のみなさんもバタバタと走り回っている
君達も大急ぎで招集されただけだ。前々から予定されていた仕事ではないため、何かの仕事帰りや学校帰りなどでここにいるのかもしれない。
茶すら出されず、5分ほど待たされている
[メイン] GM :
[メイン]
黒川明人 :
「え……?え……?あのー……今日は何ですか……?」
支部の待合室にて一人の小太りの男がいた
[メイン] 黒川明人 : その目には黒いアイマスクが装着されていた
[メイン] デッドプール : 「もう無理だろ。ノリが既に水ダウじゃん。ここでこいつの首切った方が絶対色々スムーズに行くって」
[メイン]
半天狗 :
「茶も出さず人をこれほど待たせるとは、どのような了見だ…!」
苛立ちを隠さない、見た目は若いが口ぶりは尊大で、年老いた印象を抱かせる少年がいた
[メイン] 黒川明人 : 「首斬る!?ちょっと待って何の話!?ねぇ!!」
[メイン]
黒川明人 :
金切り声を上げるおっさん
見た目のそぐわぬ高いキーが支部に響き渡る
[メイン] デッドプール : 「あと俺ちゃん、さっきからこのデブに殺意満々なんだけど、これ鬼切の古太刀の効果だろ? つまりこのデブがジャームってことだろ?」
[メイン] 半天狗 : 「ええじゃろうもう」
[メイン]
GM :
丁度奥の扉が開き、2人の男が入ってくる。
一人は白髪赤瞳でヘッドフォンをつけた男、もう一人は、妙なTシャツをきた明るそうな男だ。
[メイン] デッドプール : 「急に大人な態度を見せたな」
[メイン] 黒川明人 : 「クロちゃんジャームじゃないし!真人間だし!」
[メイン] デッドプール : 「少なくとも真人間じゃねえだろ」
[メイン] レインコール : 「やぁ、どうも、急ぎで集まってもらって悪いね。俺はUGN連絡員のレインコールだ。で、こっちは……」
[メイン] 黒川明人 : 「え?誰か来た?え?え?」
[メイン] クールガイ : ずいと前に出てくる、「冷奴」と書かれたTシャツを着ている男。
[メイン]
黒川明人 :
「あ、レインコールさん……どうも」
ちょこんと手を膝の上に乗せ、軽く会釈
[メイン] クールガイ : 「またせてすまなかった! みんな集まってくれてありがとう!」
[メイン] クールガイ : 「俺はコードネーム『クールガイ』、佐々島翔太だ!」
[メイン] デッドプール : 「謝るぐらいなら、まずこの面子について説明してくれ」
[メイン] クールガイ : 「ともかく、今は仕事の話だ! とても、今大変なことになっててだな!!」
[メイン] 黒川明人 : 「!」
[メイン] 半天狗 : 「これを見てともかくと言える胆力がすごいのう」
[メイン] レインコール : 慌てふためくように要領を得ない説明を始める佐々島を制して、レインコールが口を挟む。
[メイン] レインコール : 「彼は少し興奮がちだから俺から説明しよう。つい1時間前にUGNの系列病院から治療中のオーヴァードの少女、御厨幸子が忽然と姿を消した」
[メイン] レインコール : 「緊急性のある仕事なので、面子は選んでる余裕がなかった」
[メイン] 半天狗 : 「そうじゃろな」
[メイン] レインコール : そういって、一同に写真を渡す。
[メイン] レインコール : 「すぐにでも行方を追ってほしい。発見次第、保護してくれ」
[メイン] 黒川明人 : 「あ、アイマスク取っていいですか?」
[メイン] レインコール : 写真には年相応といった感じのロングヘアの少女がうつっている。
[メイン] デッドプール : 「もうノリが罰ゲームじゃん」
[メイン] レインコール : 「まぁそんなもんだ。罰ゲーム並みにせわしない仕事だよ。シンドロームはエグザイル/ブラム=ストーカー、侵蝕率は85%……ただ、エージェントじゃない。彼女は能力訓練をまだ受けていない。能力が安定していなくてね」
[メイン] 半天狗 : 「ほう」
[メイン] レインコール : 「そのためにまずは能力抑制の治療を受けていた。その主治医にしてコーチの一人が彼、ホワイトハンドのクールガイ君だ」
[メイン] レインコール : ホワイトハンドはUGNの医療班であり、前線での衛生兵なども担当しているセクションだ。
[メイン] デッドプール : 「へ~!」
[メイン] 半天狗 : 「医者がこのように落ち着きのない態度でええのか…」
[メイン] クールガイ : 「たのむ! 俺は……こういってはなんだが、戦闘向けの能力を持っていない、残念ながら居所の検討もついていないんだ!」
[メイン]
黒川明人 :
「ね、ねぇちょっと?ねぇ?……は、はぁ……」
視界が暗闇の中ながらもとりあえず話を聞く
[メイン] クールガイ : 「熱意といってくれ! 申し訳ない話だが、時間がない! すぐにでも調べにでてくれ! 君たちの緊急招集手当は……俺の懐からだす! あと人前でアイマスクをつけているのはどうなんだろうな!!」
[メイン] クールガイ : 「俺はそういうのよくないとおもう!!」
[メイン] 黒川明人 : 「!?」
[メイン] レインコール : 「実際なんでつけてんだろうね」
[メイン] デッドプール : 「そのデブの話はどうでもいいや……で、なんで戦闘向けの能力が必要になるんだ?」
[メイン] 半天狗 : 「能力が暴走しとると聞いたがそれほど危険なのか」
[メイン] レインコール : 「まだわからない。最悪の可能性に備えてとだけいっておく」
[メイン]
黒川明人 :
「別にクロちゃんが着けたわけじゃ……あ、可愛い」
おそるおそるアイマスクを外し写真を見る
[メイン] レインコール : 「最悪の場合は当然『処分』になるが……その最悪にならないことを当然俺達UGNは祈っている。速やかに確保してくれ」
[メイン]
半天狗 :
「………まあ、ええじゃろう。時間がないなら急がねば喃」
金切り声のデブに苛々としつつ早くこの場を去ろうと立ち上がる
[メイン] デッドプール : 「基礎侵蝕率が高めで治療中ね……それでそのガキを追うのがデブと屑と俺ちゃんか……いつも以上にロクでもない話になりそう」(他のキャラシ用意すべきだったな)(逆に可愛い女の子で入るべきだったかも)
[メイン]
黒川明人 :
「処分かぁ~」
うーん、可愛いからやだなぁ
[メイン] レインコール : 「あと、まだ調査中だが……病院の警備体制は完璧だった。こんな状況で患者が脱走するなんて状況自体『何かしらの意図や作為』が感じられてならない」
[メイン] 半天狗 : (可愛い子で入ったらこのデブに延々と纏わりつかれるのじゃぞ)
[メイン] レインコール : 「背後に『何か』がいる可能性がある。十分注意してくれ」
[メイン] デッドプール : 「何か脱走の兆候とかなかったのかよ?」
[メイン] レインコール : 「まぁそれについては……」
[メイン] クールガイ : 「なかったとは言わない! 彼女は外に出たがっていた!!」
[メイン] クールガイ : 「だが、現状は絶対安静の状態だ……医者として当然許可はできない!」
[メイン] 黒川明人 : 「可哀想に」
[メイン] クールガイ : 「ともかく、急ごう!! 本当は病院から一歩だって出ちゃいけない状態なんだ! 早く連れ戻さないと……!」
[メイン] 半天狗 : 「なら話は道中で聞くぞ 来い」
[メイン]
黒川明人 :
「もーすごい急かすなこの人」
ゆっくり立ち上がる
[メイン] デッドプール : 「わかった」
[メイン] レインコール : 「俺が説明しよう、正直、最悪のケースの場合は射殺も……」
[メイン] クールガイ : 「さっきから何度も最悪のケースだなんて! レインコール、俺はそんなこと絶対に……!」
[メイン] デッドプール : 「今日は拳銃を持ってきてないんだ。悪いが射殺は無理だ」
[メイン] レインコール : 「あくまで仮定の話だ。そうならないように仕事をしよう……そんなわけで、概要はそれで終わりだ。車を回す」
[メイン] 黒川明人 : 「ジャームにならないうちに見つければ射殺せずに済むんでしょ?簡単簡単~」
[メイン] 半天狗 : 「気楽そうで羨ましい頭じゃのう…」
[メイン] 黒川明人 : 「だって可愛い子見つけたらお金が貰えるんだよ?」
[メイン] レインコール : その後、道中レインコールがある程度説明をして、騒ぐ佐々島を制しながら事務室に姿を消した。
[メイン] レインコール : 彼等は彼等で書類との格闘がまだ残っている。緊急でもなんでも書類がいるのが組織だ。
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
情報項目 全部適当な技能で8以上出せば抜ける
・御厨幸子について
・御厨幸子の居所
・他組織の介入などについて
その他、能動調査
[メイン] GM :
[メイン] 黒川明人 : middle「移動ついでにエゴサ」 シーンプレイヤー:クロちゃん 登場:任意
[メイン] 黒川明人 : 33+1d10 登場/リザレクト (33+1D10) > 33+6[6] > 39
[メイン] system : [ 黒川明人 ] 侵蝕率 : 33 → 39
[メイン] 半天狗 : 46+1d10 登場/リザレクト (46+1D10) > 46+6[6] > 52
[メイン] 黒川明人 : 車移動中、暇だったのでスマホをいじっていたクロちゃん
[メイン] デッドプール : 53+1d10 登場/リザレクト (53+1D10) > 53+4[4] > 57
[メイン] system : [ 半天狗 ] 侵蝕率 : 46 → 52
[メイン] system : [ デッドプール ] 侵蝕率 : 53 → 57
[メイン] 黒川明人 : 「脱出の件はニュースになってないんだな~、そりゃそっか」
[メイン]
半天狗 :
「…チッ」
視界の端に映るデブの一々の仕草に腹を立てながら窓の外を見る
[メイン] 黒川明人 : 「それで……クールガイさんでしたっけ?」
[メイン] デッドプール : 「ところでお前ら情報収集なんてできんの?」
[メイン] デッドプール : 「俺ちゃんはさっぱりだ」
[メイン] 黒川明人 : 「できないから詳しい人に聞くのが一番じゃない?」
[メイン] 半天狗 : 「どうせ大体の情報は少なくとも体感3〜4割で出てくるから喃」
[メイン]
黒川明人 :
というわけでクロちゃんはとりあえずクールガイに電話をかけてみた
書類と格闘?そんなのクロちゃんにとっては知らないことだしん
[メイン] GM : じゃあ判定どうぞ
[メイン] GM : 技能は交渉か情報UGNあたりで
[メイン] 黒川明人 : (1+0)dx>=8 交渉 (1DX10>=8) > 7[7] > 7 > 失敗
[メイン] 黒川明人 : あーんひどいー!お金使いたいしん!
[メイン] GM : はいどうぞ
[メイン] system : [ 黒川明人 ] 財産P : 3 → 2
[メイン]
GM :
●御厨幸子について
都内の高校に通っていた女子高生だったが、オーヴァードとして覚醒して以来、能力が安定しておらず、もう2年入院している。
現在18歳。シンドロームはエグザイル/ブラム=ストーカー。
かなり状態が悪く、侵蝕率は今も上がり続けている。
放置すれば、遠からずジャーム化してしまうだろう。
[メイン]
黒川明人 :
「もしもし~?」
少し脂でテカったスマホを手に電話をかける
[メイン] クールガイ : 「今忙しい!! 後にしてくれ!! 情報はアーカイブにアクセスだ!!」
[メイン]
半天狗 :
「名前に反して喧しく暑苦しい男じゃ」
電話越しに聞こえる声に苛々しつつ
[メイン]
黒川明人 :
「うわうるさっ……なんだよもー」
怒号がいきなり発せられ、スマホから耳を少し離す
[メイン] 黒川明人 : 「はいはいえーと……?御厨幸子ちゃんは18歳のピチピチ女子高生っと」
[メイン] 黒川明人 : 「ふんふん、侵蝕率上がってるんだ、可哀想に」
[メイン] クールガイ : 「じゃあ頼んだぞ! 見ての通り危険な状態だ!」
[メイン] クールガイ : 電話切れる。
[メイン] 黒川明人 : 「対応悪いなぁーもう、そんなイライラしなくたっていいのに」
[メイン] デッドプール : 「8割ぐらいお前のせいだろ」
[メイン] 黒川明人 : 「ひど!」
[メイン] 半天狗 : 「戦闘中に貴様に鬼電してやろうか?」
[メイン] デッドプール : 「ま、アーカイブ見りゃ情報わかるってんなら俺たちも見るか」
[メイン] 半天狗 : 「ああ」
[メイン] デッドプール : じゃあ他組織の介入について調べるぜ
[メイン] 黒川明人 : 「つーか偉そうに言ってるけどあんたらも何かしなよ」
[メイン] 半天狗 : 「ゴチャゴチャと煩いデブが…」
[メイン] デッドプール : じゃあこっそり差し替えた《理知の城壁》使って交渉を精神で判定するぜ
[メイン] system : [ デッドプール ] 侵蝕率 : 57 → 58
[メイン] デッドプール : 5dx (5DX10) > 9[1,7,8,8,9] > 9
[メイン]
GM :
●他組織の介入などについて
やはりFHが動いている。病院のセキュリティに細工をしたようだ。
動いているエージェントは「チャリスオーダー」という青年だ。
元UGNエージェントらしい。
[メイン] GM :
[メイン] 黒川明人 : 「で?覆面の人なんか分かったの?」
[メイン] デッドプール : 「やっぱりFHが関わってるってよ。しかも元UGNのエージェントだ」
[メイン] デッドプール : 「そいつについて調べりゃ色々わかるかもな」
[メイン] 黒川明人 : 「またFH~?あいつらやりたい放題だな~」
[メイン] デッドプール : 「お前ほどじゃねえよ」
[メイン] 黒川明人 : 「ひどい!クロちゃんまだ日常捨ててないもん!」
[メイン]
GM :
●チャリスオーダーについて
元UGNエージェント。
元々は日常を守る為戦っていたが、UGNの多を救うために少を切り捨てるという方針に異を唱え、離反。
全てのオーヴァードの基本的人権の獲得とレネゲイドの真実の公表というFHの基本思想に迎合し、FHに参加した。
とはいえ、FH自体も全面的に肯定しているわけではなく、非人道的なセルやエージェントには真っ向から衝突していく。
あくまでオーヴァード同士は争い合うべきではないと考えており、出来れば皆で手を取り合えるような世界を目指したいと考えている。いわゆる理想主義者。
なお、既に家族はUGNの記憶操作を受けており、彼という息子は「最初からいなかった」事になっている。
[メイン] GM :
[メイン]
半天狗 :
「そんな男の身勝手で儂の面倒な手間が増えて忌々しい…忌々しい……こんなことは早く終わらせるに限る…」
知識レネゲイドで御厨幸子の居所を調べる
[メイン] 半天狗 : 3DX+1>=8 (3DX10+1>=8) > 8[7,8,8]+1 > 9 > 成功
[メイン]
GM :
●御厨幸子の居所
郊外の森林公園で目撃情報があがっている。
[メイン] GM :
[メイン] GM : いけばトリガーです
[メイン] GM :
[メイン] 半天狗 : 「少し街から離れた公園におるらしい。儂らの気苦労も知らんと好き放題してて妬ましい妬ましい腹立たしい…」
[メイン] デッドプール : 「さっさとその公園行くぞ。デブや屑とUGNのあるべき姿とかについて議論したくねえ」
[メイン] 黒川明人 : 「公園に潜んでいたのかぁ、シャワーも浴びて無さそうだから可哀想!」
[メイン] 黒川明人 : 「ひどい~!」
[メイン] 半天狗 : 「儂も顔を隠す男と面の皮が暑いクズと同じ場所になどおれんわ」
[メイン] 黒川明人 : 「クロちゃんだってこんなもっさい奴らと一緒にお仕事したくなかったし!」
[メイン] デッドプール : 「初めて意見が一致したな。さっさとガキ捕まえてお前らとはお別れだ」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 『trigger 「森林公園」 登場任意
[メイン] 黒川明人 : 39+1d10 登場/リザレクト (39+1D10) > 39+4[4] > 43
[メイン] 半天狗 : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+10[10] > 62
[メイン] system : [ 黒川明人 ] 侵蝕率 : 39 → 43
[メイン] デッドプール : 58+1d10 登場/リザレクト (58+1D10) > 58+10[10] > 68
[メイン] system : [ 半天狗 ] 侵蝕率 : 52 → 62
[メイン] GM : 森林公園の中心部……ステージも備えた広場にむかうと、そこにいたのは件の少女、御厨幸子がうずくまっていた。
[メイン] 御厨 幸子 : 「はぁ……はぁ……ぐ、うう……!」
[メイン] 黒川明人 : 「あ、写真で見た……幸子ちゃんだ!」
[メイン] デッドプール : (この3人で誰が声かけるのが一番安全だと思う)(絵面がヤバすぎるな)
[メイン] 半天狗 : 「なんじゃ。面白きこともつまらぬこともなくただそこにおるわ」
[メイン]
御厨 幸子 :
周囲の様子にも気付けないほどだ、相当苦しいのだろう。
既にワーディングも展開を始めており、赤黒い光が森林公園を徐々に覆い始めている。
[メイン] 黒川明人 : 「苦しそう!?なんかしてあげなくちゃ!」
[メイン] 御厨 幸子 : だが、次の瞬間。
[メイン] 御厨 幸子 : 「ああぁああぁあああ!!!」
[メイン] デッドプール : !
[メイン] 半天狗 : 「!」
[メイン] 黒川明人 : 「ちょ!?」
[メイン] 御厨 幸子 : 少女が絶叫し、右腕が異形の触手へと変異し、周囲一帯を薙ぎ払おうとする。
[メイン] 御厨 幸子 : しかし。
[メイン] GM : 「そこの君達!! 手伝ってくれ!」
[メイン] 黒川明人 : 「危なっ……!?え?誰?」
[メイン] 半天狗 : 「何者じゃ!」
[メイン] デッドプール : 「誰だ?」
[メイン] GM : 年若い青年の声が響き、同時に颶風を纏った黒髪の青年が少女に突貫していく。
[メイン] 黒川明人 : 「あのー!手伝うって何をー!?」
[メイン] 半天狗 : 「…ワーディングの中を歩み寄る……アレが件の裏切り者か…!」
[メイン] デッドプール : 「そういうことだろうな」
[メイン] GM : 小柄な青年はそのまま少女を抑え込もうとするが。
[メイン] 黒川明人 : 「え?マジ?」
[メイン] 青年 : 「くっ!! 何とか、気絶くらいで済ませないと……!」
[メイン] デッドプール : 「俺ちゃん刀で斬りかかるぐらいしかできないんだけどお前らは?」
[メイン] 半天狗 : 「まとめて薙ぎ払うことが出来る喃」
[メイン] 黒川明人 : 「クロちゃんは頑丈なことだけが取り柄だから…」
[メイン] デッドプール : 「じゃあデブお前が体張って止めろ」
[メイン] 青年 : 誰か白兵、RCあたりで判定どうぞ
[メイン] 半天狗 : 「して、あの者の望む通り一旦落ち着けることには賛成じゃが…」
[メイン] 黒川明人 : 「え゛っ!?オレぇ!?や、いいけどさ!」
[メイン] 青年 : 10以上でなんとか抑え込めますが、攻撃力ある奴で殴るとまぁ怪我させます。
[メイン] デッドプール : クロちゃんに振ったからここはクロちゃんに任せよう
[メイン] 黒川明人 : (5+0)dx>=10 <RC> (5DX10>=10) > 10[1,5,6,9,10]+10[10]+4[4] > 24 > 成功
[メイン] デッドプール : つよい
[メイン] 半天狗 : つよい
[メイン] 青年 : では無事成功
[メイン]
黒川明人 :
「ほら落ち着いて~、あ、そうだ!クロちゃんです!」
芸を披露しながら少女の元へゆっくり歩み寄る
[メイン] デッドプール : 「……言ってみるもんだな」(もし失敗して殺されてたら?)(それはそれで)
[メイン] 黒川明人 : その芸にオーヴァードとしての鎮静化能力を含めながら
[メイン] 御厨 幸子 : 全く芸には当然反応しなかったが、鎮静能力は効いたようで少女は意識失い、変異した腕も何とか元に戻った。
[メイン] デッドプール : 「よし、ミッション終了だ」
[メイン] 青年 : 「助かった……! 見事なRCだ!」
[メイン]
黒川明人 :
「はぁ~よかったぁ…」
胸を撫でおろす
[メイン]
青年 :
「礼をいう!」
黒ちゃんに頭を下げる。
[メイン] 半天狗 : 「手柄じゃな。後は連れ帰るか喃…と言いたいが、まだそこの者がおったか」
[メイン]
黒川明人 :
「それで貴方は……もしかして?」
青年の方を向く
[メイン]
黒川明人 :
「あ、この人も可愛い顔してる……」
青年の顔を見てボソリ
[メイン] 青年 : 「隠し立てする気はない。僕はFHエージェント、阿騎野千尋」
[メイン] 青年 : 「コードネームは『チャリスオーダー』だ」
[メイン] 黒川明人 : 「あぁやっぱり……」
[メイン] 黒川明人 : 「あのー……実に言いにくいことなんですけど……」
[メイン] 黒川明人 : 「クロちゃん達、その子を保護するためにここに来ていて……」
[メイン] チャリスオーダー : 力強く頷く。
[メイン] デッドプール : 「そういうこと。ちなみに俺ちゃんはデッドプールだ。よろしくな」
[メイン] 半天狗 : 「で、貴様は如何する?儂らの邪魔立てをするのなら、此方にも用意はあるが」
[メイン] チャリスオーダー : 「よろしく頼む、僕も保護が目的だが……君達はおそらくUGNだな?」
[メイン]
黒川明人 :
「あ、クロちゃんはクロちゃんって言います!よろしくね!」
青年にウインクする
[メイン] チャリスオーダー : 「申し訳ないが、UGNの邪魔立てという形にはなってしまう。それは謝罪をしたい」
[メイン] 黒川明人 : 「……やっぱりそうなっちゃうよね~」
[メイン] 黒川明人 : 「ねぇチャリスオーダーくん」
[メイン] チャリスオーダー : 「なんだろう? クロちゃんさん」
[メイン] 黒川明人 : 「クロちゃんはその子に死んでほしくないの、可愛いし」
[メイン] チャリスオーダー : 「それは僕も同意見だ」
[メイン] 黒川明人 : 「UGNの施設の方が安静にできるんじゃないかな?見たところ……君一人だけじゃ対処できてないように見えてるよ?」
[メイン] チャリスオーダー : 「勿論、僕一人で対処する気はない。仔細は語れないが彼女はFHの医療セルで治療をする」
[メイン] チャリスオーダー : 「苦痛は与えない」
[メイン]
黒川明人 :
「FHの医療セル……うーん……」
FHには偏見で嫌なイメージを持っており、渋い顔をする
[メイン] デッドプール : 「なんでFHがそんなガキ一人にこだわってんだよ?」
[メイン] チャリスオーダー : 「これも仔細は語れないが、依頼を受けた。そして何より……僕個人が、彼女を苦しめたくない」
[メイン] 黒川明人 : 「そのー……クロちゃんお金貰ってここに来てるからやっぱり……その子、渡してほしいなって」
[メイン] チャリスオーダー : 難しいそうな顔をしてから、首を左右に振る。
[メイン] チャリスオーダー : 「……UGN式の治療を彼女に今後も続けるつもりなら、僕は残念ながら同意できない」
[メイン] 黒川明人 : 「え?なんで?」
[メイン] 半天狗 : 「ぬしは、儂らに抑え込むのを手伝えと言い、此方はそれを聞いたのに其方は譲るつもりがないと」
[メイン] デッドプール : 「言いたいことがあるならさっさと言え。詳細も言えないのにジャームに成りかけのガキをお前らFHに預けられると思うのか?」
[メイン] チャリスオーダー : 「わかった、では、一先ず落ち着ける場所に移動して……」
[メイン] チャリスオーダー : そこで、突如高濃度のワーディングが展開され。
[メイン] チャリスオーダー : 「!?」
[メイン] 半天狗 : 「!」
[メイン] 黒川明人 : 「まぁまぁ2人とも落ち着いて、FHと言ったっていい人そうだし……」
[メイン] デッドプール : 「!」
[メイン] レインコール : 「撃て」
[メイン] 黒川明人 : 「んえぇえっ!?」
[メイン] 黒川明人 : 「レ、レインコールさん!?ちょっと待って!今交渉中!」
[メイン] レインコール : UGN部隊から容赦のない射撃が浴びせられる。制圧を目的としたものだが、チャリスオーダーを引き離すには十分だ。
[メイン]
半天狗 :
「貴様は……」
その声の主の、特徴的なヘッドホンを見て素性を思い出しながら
[メイン]
黒川明人 :
「ええ……!?」
その壮絶な、あまりにも無慈悲な攻撃に目をまん丸にする
[メイン]
レインコール :
ホワイトハンドの面子や、UGN処理班の面々も揃っている。相当な大部隊だ。
連携という面ではUGNはFHに遥かに勝る、こういう場面での緊急機動は体制側であるUGNの最大利点の一つである。
[メイン] チャリスオーダー : 「くっ!! レインコールか……!」
[メイン] 黒川明人 : 「な、なんでそんな大規模な部隊!?」
[メイン] デッドプール : 「随分大所帯で来たじゃねえかレインコール」
[メイン] クールガイ : 「間に合ったか!!」
[メイン] レインコール : 「俺達もタダ椅子を尻で磨いてたわけじゃないからね」
[メイン] チャリスオーダー : 「レインコール! 君は……!」
[ロイス] system : [ 黒川明人 ] ロイス : 2 → 4
[メイン]
半天狗 :
「ちょうどそこの者が暴走を抑えたところじゃ」
クロちゃんを指しながら
[メイン] 黒川明人 : 「待って待って!?レインコールさん!?説明がまだ無いんですけど!?」
[メイン] レインコール : 「それは素晴らしい功績だ。とはいえ、まずはFHエージェントを排除しようか。チャリスオーダーは性質上、彼女を危険には晒せないだろう」
[メイン] デッドプール : 「俺も話を聞きてえな。ジャームですらねえガキ一人に呼ぶ兵隊の数じゃねえだろ」
[メイン] 黒川明人 : 「えーま、まぁはい……排除……うーーん……」
[メイン] 黒川明人 : その場でたじろぐ肉だるま
[メイン] レインコール : 「説明? 彼女は今すぐ収容が必要な重篤なレネゲイド罹患者で、相手はFHエージェントだ。大部隊の動員もそう珍しいことじゃあないだろう」
[メイン]
半天狗 :
「言いたいことがあるならハッキリ言え!」
肉だるまに苛々としながら叫ぶ
[メイン] レインコール : トループといわれる部隊だ、普段から一応動員はしている。
[メイン] デッドプール : 「FHエージェントが来てるなんて話はお前の口からは聞いてなかったがな」
[メイン] 黒川明人 : 「ビックリした!?耳元で大声出さないでよ!?」
[メイン] チャリスオーダー : 「……くっ、今は退くしかないか……!」
[メイン] レインコール : 「君達が調べてくれたろう? アーカイブを使ったんだ。こっちにだって当然わかる」
[メイン] 黒川明人 : 「ちょ、ちょっと整理っていうか……やっぱりおかしくないですかレインコールさん!?」
[メイン] チャリスオーダー : 「今は預ける、だが……!」
[メイン] チャリスオーダー : 捨て台詞も銃弾の応酬でかき消され、チャリスオーダーは撤退した。
[メイン] 半天狗 : 「…逃げよったか」
[メイン]
黒川明人 :
「わ、すごい」
颯爽と去るチャリスオーダーを茫然と見つめ、独り言みたいに呟く
[メイン] レインコール : 「退いたか。深追いの必要はない。撤収する。申し訳ないが、彼がこれで完全に撃退できたとは思えない。君達には引き続き警戒と追撃を行って貰う。構わないね?」
[メイン] デッドプール : (……さっきまであんなに大慌てだったわりには手際が良すぎるな)(依頼者から裏切られるパターンだ)(俺ちゃん人間不信になりそう)
[メイン]
黒川明人 :
「あ、あーーー……まぁ……わかりました」
お金をもらってるので反発はできない
とりあえずはレインコールに従う意を示すクロちゃん
[メイン] デッドプール : 「わかった。わかった。残業ついでにあいつ捕まえてくるよ」
[メイン] 半天狗 : 「儂は構わん。何度も連れ戻すのも面倒じゃからな」
[メイン] クールガイ : 「くっ!! 侵蝕率は……もう90%!? まずい!!」
[メイン] 黒川明人 : 「(なんだろう?よくわかんないなぁ……いくら重篤患者だからってここまで人員使うかなぁ……?UGNって人手不足で有名なのに……)」
[メイン]
半天狗 :
「90か……」
興味なさげに、ただ聞こえて来た言葉を返す
[メイン] クールガイ : 「すぐに抗レネゲイド剤を投与しろ!! 抗癌剤もだ! 細胞の変異が著しい!」
[メイン] デッドプール : 「抗癌剤?」
[メイン] 黒川明人 : クールガイと医療班の慌ただしい処置を黙ったまま見届ける
[メイン] クールガイ : 「彼女はまだエフェクト制御が完璧じゃない! エグザイルの影響で細胞の一部が悪性細胞として残ってしまう……!」
[メイン] デッドプール : 「なるほどね。俺ちゃんと似たようなもんか」
[メイン]
黒川明人 :
「は、はぁ……」
専門用語の応酬にぽかんとする
[メイン] クールガイ : 急いで拘束した少女が、ホワイトハンド達の手によってあっというまに管だらけになっていく。
[メイン] 御厨 幸子 : 「ああぐ、あぁあぁ!!」
[メイン]
御厨 幸子 :
「ああぁああぁあ!! 痛い!! 痛い痛い痛い!!」
[メイン] クールガイ : 「くそ! 発作か!! 薬剤をもっと投与しろ!! 鎮静剤もありったけだ!!」
[メイン]
黒川明人 :
「うわぁ……」
苦しそうに叫ぶ少女の、痛ましい光景から目を背ける
[メイン] クールガイ : 「致死量を超えて構わん!! リザレクトでまだ耐えてくれる!!」
[メイン] クールガイ : 「なんとしても侵蝕率を下げろ!!」
[メイン]
レインコール :
「……」
それを後目に、深く溜息をついて。
[メイン] レインコール : 「いこうか、此処から先は彼等の仕事だ」
[メイン] 黒川明人 : 「は、はぁ……そうですね」
[メイン] デッドプール : 「……わかった」
[メイン] 半天狗 : 「侵蝕率が上がればUGNとしてはジャーム化じゃから喃」
[メイン] 御厨 幸子 : 「やだぁああ!! もうやめてぇえ!!」
[メイン] 御厨 幸子 : 「いたい、痛い痛い!! 助けて、助けてよぉ!!」
[メイン] クールガイ : 「ああ、任せてくれ……幸子ちゃん……必ず俺が助ける……!」
[メイン]
黒川明人 :
頭をぼりぼりと掻きながらレインコールに着いていく
……背後から聞こえてくる少女の苦痛の声が耳に残りながら
[メイン] クールガイ : 「君をジャームには絶対にしない……耐えてくれ!!」
[メイン] クールガイ : 額に脂汗を浮かべ、泣き出しそうな顔で懸命に措置を続けるクールガイ。当然悪意など微塵もない。
[メイン] クールガイ : 苦しみ続ける少女に思うところはきっとあるに違いない、それでも、こうするしかないのだ。
[メイン] 黒川明人 : 「あのー……レインコールさん、ひと段落着いたみたいですし……ちょっとだけいいですか?」
[メイン] レインコール : 「なにかな?」
[メイン] 黒川明人 : 「機密情報でしたらいいんですけど……あの子の侵蝕率があそこまで上がってる理由ってなんですか?」
[メイン] レインコール : ホワイトハンド達に搬送されていく少女を一瞥だけして、そう答える。レインコールは処理班と共に、これから後始末だ。
[メイン] レインコール : 「端的にいえば『よくある事』だよ」
[メイン]
黒川明人 :
「?」
全然わかんね、って顔をする
[メイン] デッドプール : 「よくあること?」
[メイン] レインコール : 「彼女はオーヴァードとしての適性が高いんだ。高すぎると言ってもいい」
[メイン] レインコール : 「そのせいでレネゲイドとの親和性が高すぎて、侵蝕率があっというまにあがっていってしまう」
[メイン] レインコール : 「放っておけばあっというまに100%だ」
[メイン] 黒川明人 : 「あー……単純にレネゲイドウイルスの適合者じゃないってことですか」
[メイン] レインコール : 「UGNからみれば、ね」
[メイン] 黒川明人 : 「それは可哀想に……」
[メイン] デッドプール : 「俺らにゃどうしようもない話だな」
[メイン] レインコール : 「冷たい事を言えば、彼女みたいな症例はそう珍しいわけじゃない。統計的にみれば覚醒者の5割は即座にジャーム化だ」
[メイン] レインコール : 「あの子はその5割側に限りなく近いオーヴァードってだけだ」
[メイン] レインコール : 「俺達だって運が悪ければああなってたろうさ」
[メイン]
黒川明人 :
「はぁはぁなるほど……そうなるともう……」
凍結の2文字が頭に浮かび上がる
[メイン] 黒川明人 : 「クロちゃんも危なかったんだなぁ」
[メイン] 半天狗 : 「侵蝕率が高まることもジャーム化することも恐れんFHの施設に連れて行こうとするのは理由としてはそのあたりじゃろう喃」
[メイン] レインコール : 「ああ、そういう目的なんだ……彼らしいね」
[メイン] レインコール : へらへら笑う。
[メイン]
黒川明人 :
「?」
きょとん、とする
[メイン] 黒川明人 : 「え?お知り合いで?」
[メイン] レインコール : 「ああ、離反される前はよく一緒に仕事したよ。昔話だけどね」
[メイン] 半天狗 : 「アレも顔を見ただけでレインコールと呼んでおったな」
[メイン] レインコール : 「まぁ、腐れ縁さ」
[メイン] デッドプール : 「じゃあ何かあいつの能力の特徴とか教えろよ」
[メイン] デッドプール : 「俺たちは今からあいつと殺し合うかもしれないんだからよ」
[メイン] 黒川明人 : 「確かに!」
[メイン] レインコール : 「ただのキュマイラ/ハヌマーンで真っ直ぐつっこんで殴る以外何もできない男だよ」
[メイン] 半天狗 : 「キュマイラだもんなァ」
[メイン] レインコール : 「本当に、それ以外は何もできない奴さ……あらゆることでね」
[メイン] デッドプール : 「ノイマンの俺ちゃんに無様にあしらわれるために生まれたような構成だな」
[メイン] レインコール : 「だからUGNにいれなかった」
[メイン]
黒川明人 :
「へぇ~……!」
興味津々にレインコールの話を聞く
[メイン] レインコール : 「まぁFHの装備はUGNと違って周囲への影響を考えないだけ高性能だから、昔より手強いだろうね」
[メイン] デッドプール : 「でもキュマイラだしな…」
[メイン] レインコール : 「大した脅威じゃないよ実際」
[メイン] レインコール : へらへら笑う。
[メイン] レインコール : 「少し目障りなだけさ」
[メイン]
黒川明人 :
「……なるべく戦いたくないけどなぁ」
ぼそりと呟く
[メイン] レインコール : その言葉には返答せず。
[メイン] デッドプール : 「ま、お前らの因縁とか俺ちゃんに関係ないしどうでもいいや。じゃあボチボチ追うぞ」
[メイン] レインコール : 「ともかく、君達の仕事は『チャリスオーダー』の撃退と、御厨幸子の護衛だけだ。病院は一度ハッキングくらってるから別のところに移す」
[メイン] デッドプール : 「護衛? あいつを追いかけるんじゃなくて?」
[メイン] 半天狗 : 「どのみち狙いがこのガキなら戻ってくるだろうし喃」
[メイン] 黒川明人 : 「あ、賢い」
[メイン] レインコール : 「そういうことだ。他に仲間がいるかもしれないしね」
[メイン] レインコール : 「待ち受けて叩きつぶすだけでいい、それじゃあね」
[メイン] デッドプール : 「じゃあそれでいいや。向こうから来るってんならそっちのが楽だ」
[メイン] 黒川明人 : 「あっはい」
[メイン] 半天狗 : 「誰かの依頼を受けていたとも言ってあったから喃…」
[メイン] 黒川明人 : まぁ……お金のためだし仕方ないか、という顔をするクロちゃん
[メイン] レインコール : 「細かい所の判断は任せるよ」
[メイン] レインコール : そういって、処理班と共に後始末をするべく、現場に消えていくレインコール。
[ロイス] system : [ 黒川明人 ] ロイス : 4 → 5
[メイン] レインコール : 黒尽くめの処理班たちと共に、御厨幸子の暴走に爪痕の隠蔽工作を始めた。
[メイン]
デッドプール :
「色々きな臭い話になってきやがった」
誰に言うでもなく一人呟く
[メイン]
半天狗 :
(あのガキが苦しいのも悲しいのも)
(寝返った男が悩んでいようと)
(…儂には関係のないことじゃ)
(苦しんでおるのも悩んでおるのも儂じゃない)
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
●御厨幸子の治療について
●FH側の依頼者について
[メイン] GM :
[メイン] 黒川明人 : middle「気になること」 シーンプレイヤー:クロちゃん 登場:任意
[メイン] 黒川明人 : 43+1d10 登場/リザレクト (43+1D10) > 43+2[2] > 45
[メイン] system : [ 黒川明人 ] 侵蝕率 : 43 → 45
[メイン] デッドプール : 68+1d10 登場/リザレクト (68+1D10) > 68+9[9] > 77
[メイン] 半天狗 : 62+1d10 登場/リザレクト (62+1D10) > 62+8[8] > 70
[メイン] system : [ デッドプール ] 侵蝕率 : 68 → 77
[メイン] system : [ 半天狗 ] 侵蝕率 : 62 → 70
[メイン]
黒川明人 :
幸子ちゃん、苦しそうだったなぁ……あんな荒治療でなんとかなるの?
気になったクロちゃんはスマホで知り合いのUGN幹部に連絡を入れた
[メイン] 黒川明人 : (1+0)dx <情報:UGN> (1DX10) > 7[7] > 7
[メイン] GM : 例の如く8なんだけどまぁ、サービスしよう
[メイン] GM : RPボーナスだ
[メイン] 黒川明人 : ありがとしん!
[メイン] 半天狗 : 聖者か?
[メイン] デッドプール : 優しいだろ
[メイン]
GM :
●御厨幸子の治療について
侵蝕率抑制剤と抗癌剤を大量に投与した対症療法。
これは全くUGNにとっては一般的な治療法であり、特別なことではない。
ただ、身体には絶大な負荷がかかり、彼女は常に苦痛と激痛の中にいる。
UGNにいる限りは、この治療を続けるしかない。
現状、成果がでるまで何年かかるかは分からない。
反面、FH式の治療に切り替えた場合、ジャーム化を免れることはできなくなるが、少なくとも苦痛や激痛を取り払う事は可能である。
ただし、FHにいくということは日常と別離するということだ。
[メイン]
黒川明人 :
「ふぅーん」
送られてきたメールの文面を読む
[メイン] 黒川明人 : 「抗がん剤って確かハゲになるって聞いたし、やっぱり可哀想だなぁ」
[メイン] デッドプール : 「そうだね」
[メイン]
黒川明人 :
「……ん?FHの治療は……?ふぅ~ん」
メールの文面をさらに読む
[メイン] 半天狗 : 「エグザイルであれば毛髪くらい好きに出来るだろう…いや何の話じゃ」
[メイン] 黒川明人 : 「あ、そっか」
[メイン] 黒川明人 : 「FHの医療セルに送られると、ジャームにはなるけど苦痛は無くなるみたい」
[メイン] デッドプール : 「セカンドオピニオンが必要かもな」
[メイン] 黒川明人 : 「え?FHのセルでよくね?」
[メイン] 半天狗 : 「じゃろう喃。クールガイも侵蝕率を下げるために薬を打ち込んでおったのじゃから」
[メイン] デッドプール : 「ジャームとして生きるか、苦痛を抱えて人間として生きるか。どっちを選ぶにしろさっき会ったばかりの他人が決める話じゃねえよ」
[メイン] 黒川明人 : 「それはそうだけどさぁ」
[メイン] 黒川明人 : 「苦しくない方がハッピーじゃない?」
[メイン] デッドプール : 「それを決めるのが俺たちじゃないって話だ」
[メイン] 黒川明人 : 「ふ~ん」
[メイン] 半天狗 : 「ならこの者のハッピーの為に貴様がテロリストに八つ裂きにされてやるか?」
[メイン] 黒川明人 : 「あ~ん!クロちゃん結婚する前に死にたくないしん!」
[メイン] デッドプール : 「お前がジャームになったら俺ちゃんがすぐに楽にしてやるから安心してくれや……で」
[メイン] デッドプール : 「FHについて調べるか」
[メイン] デッドプール : 交渉で判定するぜ
[メイン] デッドプール : 《理知の城壁》使用っと
[メイン] system : [ デッドプール ] ロイス : 2 → 3
[ロイス] system : [ 半天狗 ] ロイス : 2 → 3
[メイン] デッドプール : 6dx (6DX10) > 7[2,3,3,4,5,7] > 7
[メイン] デッドプール : 入力し忘れてたけど財産点1点あるから使うぜ
[メイン] GM : まぁこれもサービスするぜ
[メイン] GM : いいRPをみんなしている
[メイン] GM : これは具体的には何を知りたい?
[メイン]
デッドプール :
とりあえず
●FH側の依頼者について
で
[メイン] GM : OK
[メイン]
GM :
●FH側の依頼者について
御厨幸子の父親、御厨信三。Rラボ研究員。
親子仲はあまりよくない。妻とも別居中。
娘はちっとも家に帰らない父の事をひどく嫌っていた。
だが、彼はこれでも娘の事は案じているようで、何かと気にかけている。
娘に侵蝕率抑制の治療を受けさせ、費用を出しているのも彼だが……それでも彼女がジャーム化した場合、死体を処置するのは彼ということになっている。
最近は仕事疲れしているようで、口数もひどく減っているようだ。
[メイン] GM :
[メイン] GM : つまりは内通者だ
[メイン] GM :
[メイン] 黒川明人 : 「で?何か分かった?」
[メイン] デッドプール : 「なるほどね」
[メイン] デッドプール : 「パパが頑張って娘のために治療を受けさせてるってよ」
[メイン] デッドプール : 「で、もうUGNの治療じゃ限界だって思ってるみたいだ」
[メイン] 黒川明人 : 「そりゃそうだよねぇ」
[メイン] デッドプール : 「ついでに言うと、あのガキの意志を確認する方法もないってさ」
[メイン] 半天狗 : 「ほう」
[メイン]
半天狗 :
資料を眺めながら
「此奴も内通者か」
[メイン] レインコール : 通信が入る。
[メイン] 黒川明人 : 「!」
[メイン] 半天狗 : 「!」
[メイン] デッドプール : 「!」
[メイン] レインコール : 「御厨信三の容疑が確かになった。悪いが、拘束しにいってくれ。人数は任せる」
[メイン] レインコール : 「チャリスオーダーの撃退は重要だが、内通者をそのまま放っておくわけにもいかない」
[メイン]
黒川明人 :
「さっそくバレちゃってるじゃん…」
ぼそりと呟く
[メイン] デッドプール : 「せっかくだ。パパに会いに行くか」
[メイン] 半天狗 : 「ならこの者の警備は如何する?」
[メイン] レインコール : 「まぁ君らが調べてくれたからね。警備は全員いくなら仕方ないから俺がやるよ」
[メイン] 黒川明人 : 「うーん……できればクロちゃんがこの子のナイト様になってあげたかったけど……ちょっとお話したいことあるからなぁ」
[メイン] 黒川明人 : 「……まぁいっか!覆面の人となんか鬼っぽい人が行くみたいだし!」
[メイン] 黒川明人 : 「それにクロちゃんは守りに関しては超一流だもんねー!」
[メイン] デッドプール : 「じゃあ護衛は任せるぜ。上手いこと共倒れになってくれや」
[メイン] 黒川明人 : 「あ~ん!ひどい~!」
[メイン] 半天狗 : 「儂は守りに向くとは言えんし喃。好きにするとええ」
[メイン] レインコール : 「じゃあ任せたよ」
[メイン] レインコール : 通信終了。
[メイン]
半天狗 :
(妙に入れ込んでいるような此奴を残すのも不安じゃが……)
(困るのは儂じゃない。あのヘッドホンの奴じゃ)
[メイン] デッドプール : 「……行くとするか」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 『trigger 「内通者」 登場任意
[メイン] 半天狗 : 70+1d10 登場/リザレクト (70+1D10) > 70+5[5] > 75
[メイン] デッドプール : 78+1d10 登場/リザレクト (78+1D10) > 78+9[9] > 87
[メイン] system : [ 半天狗 ] 侵蝕率 : 70 → 75
[メイン] system : [ デッドプール ] 侵蝕率 : 78 → 87
[メイン] デッドプール : 戦闘なしでこれとかビルドの見直し必要かもな…
[メイン] 半天狗 : 単純に出目がクソ高過ぎるのもある
[メイン] 御厨 信三 : 既に一般エージェントによる施設の包囲は完了しており、あとは緊急時に備えてデッドプールと半天狗を待つだけの状態だった。
[メイン] 御厨 信三 : 御厨信三は力のあるオーヴァードではないが、緊急時ということはある。
[メイン] デッドプール : 「集めた面子があれってこと以外は本当に手際いいな」
[メイン] 半天狗 : 「メンツに関しては人材だけは変えが効かん問題じゃから喃」
[メイン] 御厨 信三 : だが、御厨信三は既に己の立場を十分理解しているようで、抵抗らしい抵抗は一切しなかった。本と機材に溢れた研究室で、ただ座って窓の外を見ていた。
[メイン]
デッドプール :
「よう諸君、俺たちが御厨信三を捕まえに来たから気ぃ楽にしていいぞ」
周りのエージェントに声をかける
[メイン] GM : エージェント達は「助かった」「やっぱりミドルクラスがいると安心できる」と笑っている。
[メイン] 半天狗 : 「組織を裏切る極悪人じゃが、暴れる様子もない喃」
[メイン] 御厨 信三 : 一般エージェントは万一に備えて室外待機。御厨信三は溜息を吐いた。
[メイン] 御厨 信三 : 「存外に早かったな、やはり身内への対応は早いか」
[メイン] デッドプール : 「ようパパ。家庭訪問の時間だ」
[メイン] 半天狗 : 「遅いより余程マシじゃろうて」
[メイン] 御厨 信三 : 「それはもそうだ。茶でもどうだね? ペットボトルしかないが」
[メイン] 御厨 信三 : 言った直後に笑って。
[メイン] 御厨 信三 : 「まぁ、テロリストと内通した相手の茶など飲まないか」
[メイン] デッドプール : 「せっかくだからもらってくわ」
[メイン]
御厨 信三 :
「……」
笑ってから。
[メイン] デッドプール : 「ところでここって防音とか効いてる?」
[メイン] 御厨 信三 : 「緑茶ばかりですまないが、そこの冷蔵庫にある。好きなのをとってくれ」
[メイン]
半天狗 :
「物好きな…」
"敵"の出すものに口をつけるデッドプールをしげしげと見ながら
[メイン] 御厨 信三 : 頷く。
[メイン] 御厨 信三 : 「性質上、全部屋完全防音だ」
[メイン]
デッドプール :
「なるほどね。そいつぁ便利だ」
冷蔵庫からお茶を取り出しながら
[メイン] デッドプール : 「俺は事件を2時までに解決して、GMにもう一卓やらせる予定なんだ。だからさっさと本題に入るぜ」
[メイン] デッドプール : 「なんでFHに娘の治療を依頼した?」
[メイン] 御厨 信三 : 「UGNの治療法では未来がないと判断したからだ」
[メイン]
半天狗 :
「…………」
話を聞くつもりもないが妨げるつもりもない。ただそこに立つ
[メイン] 御厨 信三 : 端的な、それでいて研究者としての理性的な判断でもあった。
[メイン] デッドプール : 「未来って?」
[メイン] 御厨 信三 : 「娘の治療が完了する前に、娘は侵蝕率が100%を超えるだろう」
[メイン] 御厨 信三 : 「無論、想像もできない技術革新が明日にでもある可能性はある」
[メイン] デッドプール : 「へえ」
[メイン] 御厨 信三 : 「だが、そんな奇跡でもないかぎり……娘は苦しんだ末に凍結する以外の手はない」
[メイン] デッドプール : 「辛い話だな。だからジャームでも歓迎してくれるFHに預けようって結論か」
[メイン] 御厨 信三 : 「そうだ、なにより、ジャーム化はあくまで組織によって基準が違う。FHなら侵蝕率だけでの判断はしない」
[メイン] 御厨 信三 : 「本来は個人差で判断すべきことだ……まぁ、現状不可能なだけでな」
[メイン] デッドプール : 「研究者らしいこった……俺ちゃん医者も嫌いだけど研究者も嫌いでな」
[メイン] 御厨 信三 : 「私もだ」
[メイン] 半天狗 : 「気が合いそうで良かった喃」
[メイン] 御厨 信三 : 「故にそんな連中の戯言を否定するために、半生を費やしてレネゲイド研究に身を窶し、寝る間も惜しんでジャーム化治療に挑んできた」
[メイン] デッドプール : 「今日はどうでもいいところで意見が一致するんだよな」
[メイン] 御厨 信三 : 「非人道的な研究や実験もいくらでもやった。だが、その結果わかったことは……」
[メイン] 御厨 信三 : 深く、溜息を吐き、椅子に身を預けて。
[メイン] 御厨 信三 : 「ジャーム化はどうしようもなく不可逆であり、現代医療では全くの太刀打ちが出来ないという事実だけだった」
[メイン] デッドプール : 「ああ」
[メイン] デッドプール : 「ま、100%を超えてもジャームにならないって理屈にかけたい気持ちははわかるぜ、でもよ」
[メイン] デッドプール : 「FHに引き渡した娘がジャームになったらあんたはどうする?」
[メイン] 御厨 信三 : フッと笑う。
[メイン] 御厨 信三 : 「この手術をすれば娘は死ぬかもしれない。だが他に手はない」
[メイン] 御厨 信三 : 「そういわれて、私は同意のサインをした。それと同じだ」
[メイン] 半天狗 : 「それで娘が無関係な人間を大勢殺そうともか。泣ける話じゃな」
[メイン] 御厨 信三 : 「悪いが、娘の命と比べれば些事だ。私はそういう親だよ」
[メイン] 御厨 信三 : 「でなければ、ジャーム研究などという倫理も人道も無視するような事に手を染めるわけもない」
[メイン] デッドプール : 「普段だったらもうちょっと真っ当なメンツなんで面倒な話になるんだが、今日は何の因果か、ロクな奴がいない。だから俺は安心してこの提案ができるよ」
[メイン] デッドプール : 「ある条件を呑めばお前の娘をFHに引き渡す手伝いをしてもいい」
[メイン] 御厨 信三 : 「……」
[メイン] 御厨 信三 : 目を細める。
[メイン] 半天狗 : 「…ほう?」
[メイン] 御厨 信三 : 「魅力的な提案だ、是非聞きたい」
[メイン] デッドプール : 「俺ちゃんは昔から体を切ったりバラされたりしたせいで医者が嫌いでな。だから医者の意見よりも患者の意見を優先してやりたいんだ」
[メイン] デッドプール : 「だが、本人はろくに意思の疎通もできそうにないんで、今回は身内のあんたの意見を優先してやろうと思う」
[メイン] デッドプール : 「で、まあ条件はシンプルだよ」
[メイン] 御厨 信三 : 「……嬉しい話だ。娘は眠る以外は、吐瀉物に塗れて苦痛を訴える以外の事が何もできない状態だ」
[メイン] 御厨 信三 : 「私はそんな状態を『生きている』とは認められない」
[メイン] デッドプール : 「そういう意見もわかんなくもねえさ」
[メイン] デッドプール : 「で、肝心の条件だ。お前の娘がジャームになったら俺がお前の娘を殺す」
[メイン] 御厨 信三 : 「判断基準は?」
[メイン] デッドプール : 「まあ俺ちゃんは寛大だからな。みだりに人を襲ったりしなけりゃいいさ」
[メイン] 御厨 信三 : 「十分だ」
[メイン] 半天狗 : 「………ほう」
[メイン] デッドプール : 「いい返事だ、それとこれも聞いとかなきゃな」
[メイン] デッドプール : エフェクト《真相告白》使用
[メイン] デッドプール : 「娘さんのこと愛してる?」
[メイン] 御厨 信三 : 「無論だ」
[メイン] 御厨 信三 : 嘘は一切ない。
[メイン] 半天狗 : 言いたいことはあれど、まずは聞きに徹する
[メイン] デッドプール : 「わかった。そういうわけだ半天狗」
[メイン] デッドプール : 「お前はどうする?」
[メイン] 御厨 信三 : 彼は娘の為に人生の全てを擲ち、今自分の立場すら捨てた。
[メイン] 御厨 信三 : この行動すべてが事実を裏付ける。
[メイン] 半天狗 : 「で、貴様とそこの男の話が纏まったのは実にめでたいことじゃが」
[メイン]
半天狗 :
「そこに儂が合意してやる理由があるのか?」
「儂が、己の立場を危うくしてまで見知らぬ親子の為に動いてやる必要があるのか喃」
[メイン] デッドプール : 「別に手伝えとは言わねえさ。邪魔しなけりゃいいよ」
[メイン]
デッドプール :
「邪魔するんなら立場じゃなくて……」
刀を抜き
「命が危うくなるってだけだ」
[メイン]
半天狗 :
「ほほう」
雷を放つ鉢に手を伸ばしつつ
[メイン] デッドプール : 「せっかく鬼切りの古太刀なんか持ち込んだんだから文字通り鬼を斬るってのも悪くねえしな」
[メイン]
半天狗 :
「では、聞くが」
「ここで儂を殺したとして、貴様はその後如何する?」
[メイン] デッドプール : 「そりゃ今から考えるよ」
[メイン] 半天狗 : 「とんだ日常の守護者じゃ喃」
[メイン] デッドプール : 「俺ちゃんのアライメントは混沌・中立ぐらいなんだよ」
[メイン]
半天狗 :
「儂を殺せたとして、この外を囲むエージェント達を皆殺しにしたとして、その後例の如く執拗なレインコールの追跡を受けたとして」
「そこまでしてその見ず知らずの親子は見返りなど用意出来るとは思えんが」
[メイン] デッドプール : 「ま、いざとなったら完全演技で、FHにやられちゃった振りぐらい……あ、今日持ち込んでねえわ」
[メイン] デッドプール : 「見返りじゃなくて気分の問題だよ。これでも俺ちゃんヒーローだからな」
[メイン] 半天狗 : 「ほう……組織を裏切ろうとしながら英雄を語るか」
[メイン]
半天狗 :
「………………まあ、良かろう」
鉢に伸ばす手を抑え
[メイン] デッドプール : 「組織に従うのが必ずしもヒーローってわけじゃないしな。『キャプテンアメリカ/シビル・ウォー』見た?」
[メイン] 半天狗 : 「生憎南蛮文化に興味はない」
[メイン] 半天狗 : 「儂が欲しいのは儂の身の保証じゃ」
[メイン] デッドプール : 「悲しいだろ」
[メイン] デッドプール : 「強くてかっこいい俺ちゃんに脅されて何もできなかったって言えばいいよ」
[メイン]
半天狗 :
「それだけでは任務に背くにしては足りんな」
「埋め合わせを貰おう」
[メイン]
デッドプール :
「ほらよ」
お茶のペットボトルを半天狗に投げる
[メイン] 半天狗 : 「いるか」
[メイン] デッドプール : 「じゃあ何が欲しいんだよ。俺ちゃんの鬼切りの古太刀は他人に渡しても使えないぞ」
[メイン] 御厨 信三 : 「……埋め合わせになるかはわからないが」
[メイン]
半天狗 :
「まずそこの男、貴様…この建物に隠し金庫などはないのか」
御厨に顔を向ける
[メイン] 半天狗 : 「ほう?」
[メイン] 御厨 信三 : そういって、通帳と印鑑を取り出して。
[メイン] 御厨 信三 : 「私は拘束される以上、これはもう意味がないものだ」
[メイン] 御厨 信三 : 「すべて渡す」
[メイン] 半天狗 : 「…この口座が凍結を受ける恐れはないのか?」
[メイン] 御厨 信三 : 「私はこれから犯罪者として捕まる事になる。だが、私は詐欺を働いたりしたわけでもない」
[メイン] 御厨 信三 : 「財産が没収されることはおそらくないだろう。外にもう二度と出られないとしてもな」
[メイン]
半天狗 :
「おそらく…か」
暫し思慮に耽り
[メイン] 半天狗 : 「……まあ、良かろう」
[メイン] デッドプール : 「何もしないでこのジジイの財産が丸々手に入るんだ。悪くない話だろ」
[メイン] 半天狗 : 「ここの仮面の男と無益な争いをして儂かこの男が怪物になるか死ぬかも面倒じゃ」
[メイン] デッドプール : 「損得勘定で動くアンタはそう言ってくれるって信じてたよ。これがクソまじめなPCだと面倒だった、わりとマジで」
[メイン] 御厨 信三 : 「……本当に、ありがとう」
[メイン] 御厨 信三 : そう深く頭を下げる。
[メイン] デッドプール : 「気にすんなよ。俺ちゃんの気分の問題だ……それと」
[メイン] デッドプール : 「俺は条件を覆す気は一切ない」
[メイン] 半天狗 : 「儂としても、万が一にも貴様の娘の起こした事件から儂の責任を問われるのはごめんじゃ。その時は真っ先に塵に返しに向かうとしよう」
[メイン] 御厨 信三 : 「私は我欲の為にUGNに損害をもたらした、この損害で職を失い、路頭に迷って死ぬものもでるかもしれない」
[メイン] 御厨 信三 : 「故に、私や私の娘がそうされることに異論をはさむ権利はない」
[メイン] 御厨 信三 : 「頼んだ」
[メイン] デッドプール : 「よかったな。とりあえず今もらえそうな金目の物があったらシークレットポケットにでもしまっとけ」
[メイン] 御厨 信三 : 「……奇跡は信じてみるものだったのかもな」
[メイン] 御厨 信三 : ぼそりと、そう呟く。
[メイン] 半天狗 : 「良かろう。条件は成立じゃ。儂は何も見ておらず聞いておらずこの者の身柄の確保は滞りなく行われた。デッドプールがこの後何をしようと知ったことではないし知る由もない」
[メイン] 半天狗 : 諸々を受け取りつつ、シークレットポケットにしまう
[メイン] デッドプール : 「これで話は終わりだ」(で、どうやってスムーズに引き渡す)(……さあ?)
[メイン] 御厨 信三 : ここで信三が二人に出会えた事は、間違いなく奇跡だった。
[メイン] 御厨 信三 : それは技術革新の奇跡を待つことと何が違ったろうか?
[メイン] 御厨 信三 : 信三は一人、自嘲するように笑って、処理班に引き渡されていった。
[メイン] 御厨 信三 : 人は運命を選ぶことは出来ない。できることは。
[メイン] 御厨 信三 : 「どこに賽を振るか、選ぶことだけ……か」
[メイン] 御厨 信三 : 既に賽は振られた。結果を見届ける権利は……最早、彼にはない。
[メイン] 御厨 信三 :
[メイン] 御厨 信三 :
[メイン] 御厨 信三 :
[メイン] system : [ デッドプール ] ロイス : 4 → 5
[メイン] 黒川明人 : middle「こそこそ」 シーンプレイヤー:クロちゃん 登場:任意
[メイン] 黒川明人 : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+4[4] > 49
[メイン] system : [ 黒川明人 ] 侵蝕率 : 45 → 49
[メイン] 黒川明人 : 病室の警備を任されたクロちゃん、ベッドサイドモニターから発せられる心臓の脈拍電子音がただ静かな病室に流れながら
[メイン]
黒川明人 :
「……クロちゃん、ちょっとおトイレ行ってこようかな~?ふんふん~」
目をキョロキョロと動かしながら、誰かに言ったわけでもなく口に出し、そのまま病室を出ようとする
[メイン]
黒川明人 :
そのままクロちゃんはトイレに……ではなく
出口の方へと足を運ぶ
すれ違う職員にたびたびビクビクしながら……
[メイン] 黒川明人 :
[メイン] 黒川明人 :
[メイン] 黒川明人 :
[メイン] 黒川明人 : そうしてクロちゃんは病院から離れ、また"あの森林公園"へと足を運んでみた
[メイン]
黒川明人 :
理由は単純だ
チャリスオーダーくんがいるかなぁ?という淡い期待を込めたからだ
[メイン] GM : そこには、すっかり先日の『非日常』の痕跡が洗い流された、普通の公園があった。だが、そこの隠蔽された傷跡の上に。
[メイン] チャリスオーダー : 「……」
[メイン] チャリスオーダー : それを睨む彼が、確かにいた。
[メイン] 黒川明人 : 「………!」
[メイン] 黒川明人 : 「あ!チャリスオーダーくん!」
[メイン] チャリスオーダー : 「……! クロちゃんさんか」
[メイン]
黒川明人 :
UGNの協力者と、FHエージェント
本来はこんな軽々しく会って挨拶を交わしてはならない、が
[メイン] 黒川明人 : 「奇遇だね~!いや~今日もいい天気!」
[メイン] チャリスオーダー : 「僕を拘束に来たわけじゃないのか?」
[メイン] チャリスオーダー : 既に互いの所属は知れている、当然の疑問だった。
[メイン]
黒川明人 :
「まさか!ごらんの通り非武装!」
両手を広げてみせる
[メイン] 黒川明人 : 「それにクロちゃんは守ることしかできないからね~、チャリスくんみたいに真っ直ぐに戦ってくる子には案外弱いしんよ~」
[メイン] チャリスオーダー : 「そうか……なら、嬉しい。交渉や会話の余地はある。そう思って構わないだろうか?」
[メイン] 黒川明人 : 「……その件についてだね、クロちゃんも君と話がしたかったんだよ」
[メイン] チャリスオーダー : 力強く頷く。
[メイン] チャリスオーダー : 「何でも聞いてほしい」
[メイン]
黒川明人 :
「あー、その前に……」
チャリスくんに紙切れを渡す
[メイン]
チャリスオーダー :
「?」
そのまま受け取る。
[メイン] 黒川明人 : 御厨幸子が移された病院の在処が記されていた
[メイン] チャリスオーダー : 「!? こ、これは……」
[メイン] 黒川明人 : 「しーっ!」
[メイン] 黒川明人 : 「声おっきいよ!」
[メイン] チャリスオーダー : 「す、すまない……!」
[メイン] 黒川明人 : 「……クロちゃんもね、ちょーっと今回の件は思うことがあってね」
[メイン] 黒川明人 : 「………あの子は、チャリスくんに預けようかな~って」
[メイン] チャリスオーダー : 「……!!」
[メイン] 黒川明人 : 「ただし!」
[メイン] チャリスオーダー : 「ただし……!?」
[メイン] 黒川明人 : 「クロちゃんは芸人としてのお仕事があって、それにまだいっぱい遊びたい」
[メイン] 黒川明人 : 「だから、UGNを裏切ったことにしたくない」
[メイン] 黒川明人 : 「……クロちゃんのUGNでのポジションを下げないようにチャリスくんが動いてくれたら、このままあの子の移送を手伝ってあげてもいいよ~!」
[メイン] チャリスオーダー : 「心得た。具体的にどうすればいい?」
[メイン] 黒川明人 : 「え?それは考えてよ~!」
[メイン] チャリスオーダー : 「すまない。僕はそういった謀り事はハッキリいって不得手だ」
[メイン] 黒川明人 : 「でもほら~君って背後に色々いるんでしょ~?」
[メイン] 黒川明人 : 「お話通してよ~!」
[メイン] チャリスオーダー : 「僕はFH内でもハッキリいって煙たがられている。仲間は少ない」
[メイン] チャリスオーダー : 「だが、善処はしよう」
[メイン] 黒川明人 : 「!」
[メイン] 黒川明人 : 「大丈夫?ちゃんとクロちゃんの日常守られる?」
[メイン] チャリスオーダー : 「確約は出来ない」
[メイン] チャリスオーダー : 「UGNは無能ではない」
[メイン] 黒川明人 : 「チャリスくん~君、レインコールさんから真っ直ぐな男って聞いたよ~?」
[メイン] 黒川明人 : 「はったりでもいいから、約束するって言ってよ~!」
[メイン] チャリスオーダー : 「嘘は吐けない」
[メイン] チャリスオーダー : そういう男だった、ここで見栄で不確実なことをいうことはクロちゃんの誠意を裏切る事になる。
[メイン] チャリスオーダー : そのような不義理は出来ない。
[メイン] チャリスオーダー : 「だが、出来る限りの努力はする」
[メイン] チャリスオーダー : 「それだけは、約束する」
[メイン] 黒川明人 : 「……ま!それならそれで、クロちゃん的には信じられる男の子だって思うからいいけどね!」
[メイン] チャリスオーダー : 「ありがとう。その言葉にこそ感謝をしたい。しかし、レインコールはそんな事を言っていたか」
[メイン] チャリスオーダー : 微かに、微笑んで。
[メイン] チャリスオーダー : 「……彼も変わったな」
[メイン] 黒川明人 : 「変わった?」
[メイン] チャリスオーダー : 「昔はもっと悪口ばかり言われていた」
[メイン] チャリスオーダー : おかしそうに笑う。
[メイン]
黒川明人 :
「ええー!?そうなのー!?」
つられて笑う
[メイン] チャリスオーダー : 「やれ、理想馬鹿だの、猪武者だの……随分彼も丸くなったな」
[メイン] チャリスオーダー : 「まぁいい、昔話だ。僕はこれで失礼する」
[メイン] 黒川明人 : 「! そうだそうだ、FHエージェントと密会してるのバレたら本当の首が飛んじゃう!」
[メイン] チャリスオーダー : 「明後日の深夜3時。そこで仕掛ける」
[メイン]
黒川明人 :
「! おっけー!」
人差し指と親指で丸を作る
[メイン] チャリスオーダー : それだけいって、チャリスオーダーは歩み去っていった。
[メイン] 黒川明人 : クロちゃんもまた、腹の肉を揺らしながら急いて病院へと戻って行った
[メイン] 黒川明人 :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 『climax 「賽は振られた」 登場任意
[メイン] 黒川明人 : 49+1d10 登場/リザレクト (49+1D10) > 49+2[2] > 51
[メイン] デッドプール : 87+1d10 登場/リザレクト (87+1D10) > 87+2[2] > 89
[メイン] system : [ 黒川明人 ] 侵蝕率 : 49 → 51
[メイン] 半天狗 : 75+1d10 登場/リザレクト (75+1D10) > 75+2[2] > 77
[メイン] system : [ 半天狗 ] 侵蝕率 : 75 → 77
[メイン] system : [ デッドプール ] 侵蝕率 : 87 → 89
[メイン] GM :
[メイン] GM : 予告通り、深夜3時きっかり。
[メイン]
黒川明人 :
「(予定の時間かな)」
腕時計を見る
[メイン] GM : 律義に病院の駐車場でワーディングを展開し、チャリスオーダーは身の丈を超える大剣を手に、そこに佇んでいた。
[メイン] 半天狗 : 「………………」(下らん三文芝居じゃ)
[メイン] デッドプール : 「どうしたデブ?」(結局作戦明かさなかったな)(どさくさに紛れて口封じするか)
[メイン]
黒川明人 :
「(! 来た来た!クロちゃんの名演技が光るぞ~!)」
とりあえずクロちゃんは交戦したフリをして倒れる予定、らしい
[メイン] 黒川明人 : 「な、なんでもねーし」
[メイン] デッドプール : 「……ってかこれワーディング反応だろ!」
[メイン] 半天狗 : 「ならば向かわねば喃」
[メイン] 黒川明人 : 「情報ダダ洩れじゃんか~!」
[メイン] 半天狗 : (このデブが漏らしたか)
[メイン] チャリスオーダー : 現れた三人を見て、チャリスオーダーは頷き。
[メイン] デッドプール : 「こんな簡単に情報が洩れるとかレインコールの野郎も大したことねえな」
[メイン] 黒川明人 : チャリスオーダーと目を合わせ、眉を上下にクイクイ動かす
[メイン] デッドプール : 「……」(こいつだな)(こいつだ)
[メイン] チャリスオーダー : 「申し訳ないが、押し通る」
[メイン] チャリスオーダー : 「問答の時間はない!」
[メイン] デッドプール : 「そう言われて通すほど俺ちゃんも甘くねえんだよ!」
[メイン]
黒川明人 :
「どうやって来たか知らないけどここは通さない!おりゃ~!」
チャリスオーダーに突撃する
[メイン]
半天狗 :
「こうも簡単に情報が抜けるなら、儂の不手際を問うよりも先にすべきことがあろうな」
責任転嫁を誰に言うでもなく始める
[メイン] デッドプール : そう言うとわざとらしいぐらい大げさに剣を振りかぶってチャリスオーダーに襲いかかる
[メイン] チャリスオーダー : そういって、颶風と共に駆けたチャリスオーダーの姿が掻き消え。
[メイン] 黒川明人 : 「えっ!?消えた!!」
[メイン] 半天狗 : 「!」
[メイン] デッドプール : 「!」(キュマイラのくせに早いな)(そろそろ差別発言になるぞ)
[メイン] チャリスオーダー : 「すまない」
[メイン] チャリスオーダー : その言葉を発したチャリスオーダーは、遥か後方。
[メイン] チャリスオーダー : 同時に、重い斬撃が一同の身を切り裂く。
[メイン] 半天狗 : 「おわァアアア〜っ!!!!」
[メイン] チャリスオーダー : ……オーヴァードなら致命打にはならないが、見た目重傷そうに見えるような切り方だ。
[メイン] 黒川明人 : 「ああ~!ガードが間に合わなかったし~!……って!これガチで痛ぁぐはぁ!!」
[メイン] デッドプール : 「FxxK!」
[メイン] 黒川明人 : そのまま膝から落ち、地に伏す肉だるま
[メイン] チャリスオーダー : だが、戦闘能力を奪い去る程度の威力は十分ある。日頃から、加減のために技術を積んでいる証だ。
[メイン] デッドプール : 「この傷じゃもう戦えそうにないが……一応そのガキ連れてく前に訊いとくぜ」
[メイン] チャリスオーダー : 小さく、頷く。
[メイン] デッドプール : 「そいつがジャームになって人を襲ったらお前はどうする?」
[メイン] チャリスオーダー : 「そうなる前に無力化する」
[メイン]
デッドプール :
「わかった……じゃあ今日は俺ちゃんの完敗だ」
そう言って大げさに倒れ込む
[メイン] チャリスオーダー : それを見て、チャリスオーダーは前を見て。
[メイン] チャリスオーダー : 「……ありがとう」
[メイン] チャリスオーダー : それだけいって、警報がなる院内へと駆け込んでいった。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 15分後。
[メイン] レインコール : 「……派手にやられたね」
[メイン] レインコール : 自らも満身創痍のレインコールがそう言って、地べたに座り込んだ。処理班がくるまでまだ時間がある。
[メイン] 黒川明人 : 「(! ……死んだフリ死んだフリ!)」
[メイン] デッドプール : 「ああ、手も足も出なかったよ……あいつキュマイラなのに速くて強いじゃん」
[メイン] レインコール : 「キュマイラ/ハヌマーンだからね」
[メイン] デッドプール : 「やっぱハヌマーンだよな」
[メイン] レインコール : 「そうだね……」
[メイン] 半天狗 : 「ハヌマーンじゃから喃」
[メイン] レインコール : 深く、溜息を吐く。レインコールは恐らく全力で戦ったのだろう。だが、結果は見ての通りだ。
[メイン] デッドプール : 「あんたでもダメだったんだ。俺たちロクデナシ3人組が負けても仕方ねえよな」
[メイン] レインコール : 「俺はそんな強いわけでもないよ。まぁでも……仕方なかったって点では、そうだね」
[メイン] レインコール : 力及ばず、そうはいえる。だが、どこか口惜しそうに、レインコールは首を左右に振って。
[メイン] レインコール : 「……もう、御厨幸子に日常が戻る事はない」
[メイン] レインコール : 「守れなかった」
[メイン] 黒川明人 : 「(………………)」
[メイン] デッドプール : 「……目覚めるたびに苦痛に悶えるのがあの子の日常ってわけか?」
[メイン] レインコール : 「それが治療されれば、彼女にあったのは女子高生として友達と笑い合って、時には喧嘩して、進学と将来に頭を悩ませる普通の日常だったはずだ」
[メイン] レインコール : 「まだその可能性はあった」
[メイン] レインコール : 「でも、今もうそれは全て失われた」
[メイン]
デッドプール :
「レネゲイドの研究者やってるあの子の親父さんはUGNの治療法じゃもう娘は助からないって匙を投げてたぜ?」
「もちろんUGNに忠誠を誓う俺ちゃんはそんな諦めるようなこと言うなって叱っといたがな」
[メイン]
黒川明人 :
……あったかもしれない未来を潰してしまった、という思いはクロちゃんの中にもあった
それでも、苦しみ続けるあの子を放っておくこともできなかった
[メイン] レインコール : 「それは事実だろうさ。でもFHにいったところで願うのは理性を失わず、人の姿を保っていることを願う博打だ」
[メイン] 黒川明人 : 多分、この選択は間違ってない、そう心の中で思うクロちゃんであった
[メイン] レインコール : 「技術革新の可能性、ジャーム化しない可能性。どちらも博打に違いはない」
[メイン] デッドプール : 「守れなかった俺ちゃんが言うのもあれだが……だったら親父さんとあの子が賭けに勝つことを望みたいね」
[メイン] レインコール : 「……いずれにせよ、俺が手伝える博打は一つだけだった。その博打にはもう彼女の賽が振られる事がない」
[メイン] レインコール : 「今後、彼等が博打に勝とうが負けようが」
[メイン] レインコール : 「……次に会ったら俺は銃を向けるしかない」
[メイン]
デッドプール :
ため息をついて
「今日はいちいちどうでもいい場面で他人と意見が合うんだよな……」
[メイン] レインコール : そういって、顔を伏せたまま立ち上がり、到着した処理班の方に向かって行って。
[メイン] デッドプール : 「そん時は俺も同じ選択をするさ、レインコール」
[メイン] レインコール : 小さく笑って。
[メイン] レインコール : 「分の悪い博打だね、お互いさ」
[メイン] デッドプール : 「……俺ちゃんの名前は『誰が一番先に死ぬかを賭けるギャンブル場』が由来なんだよ」
[メイン] デッドプール : 「そこに送り込まれてこうして今日まで生き残ったのが俺ちゃんだ、まっ、要するに」
[メイン] デッドプール : 「これぐらいの賭けなんて慣れっこだ」
[メイン]
半天狗 :
「そしてあの娘は自分の賽を振ることも出来なんだ」
「周りの振る賽に身を委ねる他ない以上、"仕方のない"ことじゃろう」
責任転嫁
[メイン] レインコール : 肩を竦めて。
[メイン] レインコール : 「博打できるだけ幸運かもね、まぁ、慣れてるなら頼もしい」
[メイン] レインコール : 「俺はほどほどにしたいよ」
[メイン] レインコール : そういって、処理班のところまで歩いていくが、そこで。
[メイン] クールガイ : 「ああぁあぁあ!!」
[メイン] デッドプール : 「!」
[メイン] 半天狗 : 「!」
[メイン] クールガイ : 泣きわめくクールガイに、レインコールが右頬を殴られる。
[メイン] 黒川明人 : 「(!)」
[メイン] レインコール : だが、レインコールは気にした様子もなく、落ちたヘッドフォンを拾って。
[メイン] レインコール : 「すまない、守れなかった」
[メイン] クールガイ : 「そんな言葉で済まされると思ってるのか!!」
[メイン] クールガイ : 「彼女は、彼女はもう……ジャーム化するしかない! UGNで、表社会でそう扱われるんだ!!」
[メイン] クールガイ : 「そんなのは死んだも同然だって十分わかってるだろうが!! お前が彼女を殺したんだ!!」
[メイン] 黒川明人 : 「(こわ、団長思い出すなぁ)」
[メイン] レインコール : 「ああ、そうだね」
[メイン] デッドプール : 「やっぱ俺ちゃん医者嫌いだわ。特に歯医者」
[メイン] クールガイ : 「俺は、俺は彼女を……彼女を日常に戻してやりたかった、なのに……それなのに!!」
[メイン] クールガイ : 「お前がぁあぁあ、お前があの子をぉおお!!」
[メイン] レインコール : 取り押さえられ、処理班に連れていかれるクールガイを見ながら、レインコールは頭を掻いて。
[メイン] レインコール : 「……生きるってのは難しい事だね」
[メイン] レインコール : それだけ呟いて、仕事に戻っていった。
[メイン] デッドプール : 「そうだね×1」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 数週間後、御厨幸子の姿が街で確認された。
[メイン] GM : 彼女はすぐに姿を消したそうだが、その時点での侵蝕率は既に130%に達しており、UGNは御厨幸子をジャームと断定。彼女の戸籍を抹消した。
[メイン] GM : 以後、御厨幸子の行方は知れない。
[メイン] GM : すくなくとも、レネゲイド事件でも……まだ彼女の姿は、確認されていない。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] 黒川明人 : ending「いつもの日常」 シーンプレイヤー:クロちゃん 登場:任意
[メイン] 黒川明人 : あるアパートの何階か
[メイン] 黒川明人 : そこはまるでゴミ屋敷
[メイン] 黒川明人 : そこら中に物や散漫しており、人の住むような空間ではない
[メイン] 黒川明人 : その奥にこのゴミ屋敷ジャングルの主が、ベッドの上でカップラーメンを啜りながらテレビを見ていた
[メイン] 黒川明人 : いつもは適当にアイドルの出ているバラエティ番組を見ているクロちゃんなのであったが、今回はどうやら違うらしい
[メイン] 黒川明人 : 珍しくニュース番組を眺めていた(その内容はほとんど分かってないみたいだが)
[メイン] 黒川明人 : 麺を啜りながら、独り言を呟く
[メイン] 黒川明人 : 「元気かなぁ」
[メイン] 黒川明人 : 誰に向けての言葉かは知らない
[メイン] 黒川明人 : あまりに小さい声で、部屋にこっそり仕掛けられていた監視カメラにはその言葉は届かなかったようだ
[メイン] : ピーンポーン
[メイン] : インターンホンが鳴る
[メイン] : 悪寒
[メイン] 黒川明人 : 「げっ……」
[メイン] 水ダウスタッフ : 「お邪魔します水曜です」
[メイン]
水ダウスタッフ :
「突然ですけど来てください、はいこれ」
そう言い、アイマスクを渡す
[メイン] 黒川明人 : 「またぁ!?」
[メイン] : クロちゃんのいつもの日常がまた始まるのであった
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] 半天狗 :
[メイン] 半天狗 : ending「力」 シーンプレイヤー:半天狗 登場:任意
[メイン] 半天狗 : 「……成る程。しかと、入っておるわ」
[メイン] 半天狗 : 銀行にて、金額を確認し喜ぶような顔を見せる
[メイン] 半天狗 : 金は力だ
[メイン] 半天狗 : 力がある者は、力に虐げられることもなく生きていける
[メイン]
半天狗 :
あの女の餓鬼にも、何やら喚いておった男にも、自分の賽を振るう力がなかった
だからただ他者の振る賽に身を委ねるしかなかった
[メイン]
半天狗 :
儂はそうはならん
儂は、せめて己の賽は己で振る
[メイン]
半天狗 :
「…………可哀想なのは、儂ではない」
「だから問題はない」
己が弱者であることへの恐怖を抱き、ただ怯えながら生きるのはごめんだ
[メイン] 半天狗 :
[メイン] 半天狗 :
[メイン] デッドプール :
[メイン] デッドプール : ending「ジャームか人か?」 シーンプレイヤー:デッドプール 登場:任意
[メイン]
デッドプール :
「侵蝕率130%ねえ……随分とまあ景気のいい話だよな」
レインコールから送られた御厨幸子の目撃情報を見て一人呟く。
[メイン] デッドプール : 「UGNからすりゃ立派なジャームなんだろうが……」
[メイン]
デッドプール :
「俺ちゃんにはこいつがあるからな」
そう言って手に持った刀を眺める
[メイン] デッドプール : 《鬼切りの小太刀》――それは契約者にジャームに対する嫌悪感を抱かせる妖刀だ
[メイン] デッドプール : 「もし次見かけたときに何も感じなけりゃそれはそれで良し」
[メイン]
デッドプール :
「もし見かけて殺したくなったら……」
もちろんこの刀の効力が絶対正しいとは限らない――だが
[メイン] デッドプール : 「その時は約束を守るだけだ」
[メイン] デッドプール : UGNがどう判断するかはともかく今日のところはそれでいい。デッドプールは一人そんなことを思うのであった。
[メイン] デッドプール :
[メイン] デッドプール :